アルコール依存症・肝硬変・・生死を彷徨い見たもの

こんにちは。たからです。

夫が、アルコール依存症性の話は、過去にしましたっけ?

アルコール依存症が先なのか、アルコール性肝硬変が先なのか、もはやわからないですが、今やどっちもです。

そして、鬱症状もあり、家族以外の人と話すことはできません。

当然、働くことなんか出来ません(´;ω;`)

なので、私が稼ぐしかないんです・・・・・。子育ても、家事育児も、仕事も、全部ひとり・・たまには、誰かに頼ったり、逃げ出したりしたくなります。

でも、子供がいるので、逃げ出すことは出来ません。

心では、いつも、ヘルプミーって、叫んでます。

 

 

夫の弟は、アルコール依存症で、孤独死しました。

気になる人は、過去記事を↓

 

 

夫が、2か月ほどの入院生活を終えて、クリスマスに家に帰ってきました。

その時、奇妙な話をしていたので、記録として残します。

 

救急車を呼ぶまで

 

夫が静脈瘤破裂で、吐血して倒れ、救急車を呼ぶまでの話です。

その時は、もう夜中12時を回っていて、すでに寝ていました。

しかし、廊下でうめき声が聞こえ、行ってみると夫が倒れていました。

暫く、どうした?大丈夫?などと、声をかけていたのですが、そっから大量の吐血で、すーっと意識もなくなっていくのがわかりました。すぐに、救急車を呼びました。

 

病院

 

夫は、体の血の気も引いていき、真っ白になり意識はない状態でした。

身体中の半分にあたる3リットルもの血を吐いたようで、即輸血をしました。

先生からは、もう、覚悟するように言われました。

それから暫く、ICU(集中治療室)に入っており、数日(1週間程度?)は意識はないようでした。

というか、意識が戻らないような処置をしていたのだと思います。

アルコール依存症患者は、アルコールが切れると暴れたりすることがあるようで、手足は拘束されていました。

2週間ほどして、HCU(高度治療室)に移動になりました。一般病棟よりは、重く、、ICU(集中治療室)よりもやや重篤度が低い患者さんを受け入れる治療施設になるようです。

 

手術

 

胃や、血管に、まだまだ破裂しそうな静脈瘤がたくさんできているので、1週間に1回、4回にわたって手術をすることになりました。

1回で手術を行うには、負担が大きいんだそうです。

前回の入院の時も、同じような処置を行っていますので、もう3度目・・。

もう、酒をやめれないので、自業自得としか言えないんですが・・。

退院後の変化

 

そして、無事退院しました。

入院前は、相当しんどかったのか、まったく生きることに興味を示さなかった夫(吐血して倒れた時も、救急車は呼ぶなと言っていた)が、急に『弁護士になりたい』と言って、勉強を始めました・・。

えッ?!

その前に、もっとすべきことがあるだろう??

ともちろん思いましたよ。

それに、弁護士⁇⁇急にどうした・・・・・・・。

でも、本人が見つけた生きる気力を奪うのも悪いし、もう、今更・・っていう、諦めのような気持ちが大きかったので、何も言いませんでした。

 

奇妙な話

 

夫が、奇妙な話をしていました。

病院に運ばれたとき、看護師から『あなたは、死ぬ人に選ばれました。』と言われたそうです。

夫が抵抗すると、臓器や、血を集めて売っているので、その仲間になるか、死ぬかどちらか選びなさい。と言われ、仲間になることを選んだそうです。

しかし、仲間になるのはとても大変だったそう・・。色々と、試練があったようです。

無事仲間になり、死ぬことから免れた夫ですが、手足を拘束され、話せないようにのどに穴をあけられたそうです。

実際に、手足は拘束されていましたし、喉から針を刺していましたから、その時の記憶なのかな・・。

そして、夫が自由を奪われている間も、その看護師たちは、その横で酒を飲んだり、たばこを吸ったり、SEXをしたり・・していたそう。

その話を、大真面目にしている夫。

病室で、酒やたばこなんてありえませんが、本当だと言い張る夫。

現実と幻覚がごちゃ混ぜになっている様子です。しかも、夢にしてはかなりリアルに覚えているようで、詳細に話していました。

 

思うこと

 

夫が見たものは、幻覚でしょうが、若干現実に起きたことも交じっており、完全に意識がない状態というよりは、意識がもうろうとした状態で見たもののようです。

しかも、酒や、たばこ、SEXなんて、夫の欲望でしかないでしょう。

本当に、生死を彷徨うときって、そういうものをみるんだとなぁ、と思いました。

しかも、その中で見た顔をはっきりと覚えているらしく、後に看護師として現れたようで、現実だ!と確信していました。

実際に、その看護師さんが処置してくれていた時に見た話なんでしょうが。

そして、あいつら、俺を殺そうとしている・・と本気で言ってます。

いや、助けてもらったじゃん!!!!て話なんですけど。

もう、どこまで何なのか。本当に怖いのですが。

 

家族として

 

アルコール依存症の夫の世話は本当に大変です。家族にそんな人がいなければ、想像できませんよね?

依存症になる前にどうにか出来なかったの?とか言われるのはもううんざりです。

そんなの、どうにも出来ません。

それ以前に、妻としてたくさんの努力をしました。

でも、無理なんです。

1日中見張っているわけでもないですし、そんなことは出来ません。無理です。私が壊れてしまいます。

それに、そんなことしても無駄です。夫の力には勝てません。

私は、私の人生があります。

私も、苦しくて、辛くて、何度も人生を辞めようと思いました。

でも、今生きているのは、子供たちがいるからです。置いていけなかったからです。

アルコール依存症は、家族を苦しめます。

でも、アルコール依存症の本人も苦しいんですよね。

 

まとめ方がわからなくなってしまいました。

今回の夫の入院の記録です。今は、夫は調子がいいようで、声にも張りがあります。

いつも、退院後は調子が良いんですよね。アルコール抜けているし、病院食で健康になっていますから。

 

この経験が、誰かに届いて、何か感じ取って貰えると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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