こんにちは。たからです。
前回の記事で、約10日ほどで辞めた会社の話をしました。
今回は、すぐに辞めた会社の給与は貰えるのか?どうやって貰うのか?
経験談に基づいて書いてみます。
是非、最後までお読み下さい。
働いた分についてはもらう権利がある
結論から言うと、どんな理由があれ、働いた分の給与はもらう権利があります。
クビ、経営不振などの会社都合はもちろん、自己都合で辞めた場合でも、当然です。
急に辞めた、遅刻ばかりしていた、トラブルがあった・・・でも、貰う権利はあります。
会社に何か不利益をもたらした場合でも、貰う権利はあります。
会社側は、給与とは別で、損害分を労働者に請求すれば良いわけです。
勿論、すぐ辞められてしまっては1人前に仕事をこなせるわけがなく、会社側としては不利益でしかありません。
でも、そんなの関係ねぇんです!
働いた分は、しっかり給与を貰いましょう(^^)/
給与請求の手順
私は、会社を辞めたい旨を社長に告げましたが、曖昧な返事のまま、月日が経ちました。
その間、そのような状況で出社はしなくても良いと言われており、出社はしておりませんでした。
私のような状況になる人は特殊だと思いますが、退職日が決まらない場合は、“辞職したい”と申し出てから2週間たった日が解雇日になるそうです。
会社側は、解雇日から、1週間以内に給与を支払う必要があります。
しかし、案の定給与に関して何の音沙汰もございません。
振込先を知らないから???
いやいや、そんなことありません。振込先を知らなくとも払う意思があれば何らかのアクションは取れます。
連絡先も知っているし、住所だって知っているのだから(履歴書出しますよね?)現金書留で送付したってOkなはず!
なのに・・、まったく音沙汰なしでした。
内容証明の送付
そこで、労働基準監督署に相談したところ、内容証明を送付するよう言われました。
内容証明の書き方は、下記参考です。
実際に私が、給与請求の際に作成したものになります。
↓↓↓
○○年〇〇月〇〇日に退社の意向を伝え、〇〇月○○日に、〇〇社長がそれに同意し退職となりました。私は、上記期間において、貴社において所定労働時間の労働を行いましたが、現在に至るまでの所定賃金お支払いを頂けておりません。そこで、私は貴社に対し、下記未払賃金のお支払いを請求いたします。
上記のような感じで作成し、未払い賃金の額、振込先等を書いて、送付しました。
送付する前に、必ずコピーを取りましょう!
振込の約束日から遅れてしまった場合、遅延損害金の請求もできます。
○○日までにお振込み下さい。など記載しておいた方が良いですね。
そして、
↓↓↓
上記のように記載しておけば、多分すぐに支払ってくれると思います。
会社側も、面倒なことにはなりたくないと思いますので。
幸いにも、私はすぐに支払ってもらえましたので、これにて一件落着となりました。
労働基準局に相談
それでも支払ってもらえない場合は、上記の内容証明のコピーや、実際に働いた記録(タイムカード等)を持って、労基署へGO!!
労基署が、会社の方へ注意勧告をして下さるそうです。
労働審判
それでも、まだまだ払わんよ?といった場合、労働審判という制度があります。
これは、労働契約に関する件で労働者と事業主との間のでトラブルを解決出来ない時に、裁判官1名と、専門知識を有する労働審判員2名からなる労働審判委員会が調停して、解決するという手段になります。
双方の話を聞いて、話し合いで解決していくといった制度です。
離婚問題でいう、離婚調停みたいなもんですかね?
裁判
ここまでの事態にはなかなかならないと思いますが、労働審判の判定に納得できへん・・といった場合、異議申立てをすることができます。
いよいよ、裁判です。
裁判は費用も掛かりますし、なかなか面倒です。大変です。
相当な覚悟で挑んで下さい。(´;ω;`)
まとめ
私は以前、就職活動をしながら、足つぼマッサージ店でバイトをしていたところ、すぐに企業からの採用が決まり、マッサージ店を2週間で辞めたことがありました。
その際は、お客様につくことはなく、受付や、タオル畳み、洗濯といった雑用しかしていませんでしたので、それを理由に給与は頂けませんでした。
でも、この知識があれば請求できたのになぁ、と思い悔しいですね。
ま、今更ですけど。
今回は、約10日で辞めましたが、しっかり給与は請求し、頂けました。
私が、何も言わなければ会社側はしれっとして、何も言ってこなかったと思います。
勝手になかったことにするなぁぁぁぁって感じです。
皆様も、このようなことがあっても、泣き寝入りせず、しっかり請求して下さい。
どんな理由があれ、働いた分の給与はもらう権利があるんですから!!
最後までお読みいただきありがとうございました。